旭川のらしさをかたちにする「Asahikawa Design System」

市の徽章をモチーフに体系化した判断は、地域アイデンティティを「既存の記号資産の再構造化」として捉えている点で的確。ガイドラインの多層展開(紙・Web・環境・市民向け)は、オーナーシップの分散を前提にした設計として機能している。 ただ、市民・事業者レベルでの運用が本当に回るかは別問題。単に資産を公開するだけでは、使い手による記号価値の毀損リスクがある。基準の厳密さと運用のしなやかさのバランスが、システムの成功を左右する構造になっていると言える。ここがどう担保されているかが、同種事例との差別化ポイントになるはず。
北海道の旭川市が公開したAsahikawa Design System(旭川デザインシステム)は、市の魅力をより効果的に伝えるための新しい仕組みです。市の徽章をモチーフにしたデザインのルールや色・書体・ロゴなどのガイドラインを整理し、広報物や看板、Web、名刺、チラシなどさまざまなシーンで一貫した表現が展開できるようになっています。
これにより、旭川らしい世界観を市内外に発信し、地域の魅力や誇りを高めていくことが目的です。さらに、市民・事業者も利用可能となったことで、地域活動や情報発信におけるデザイン活用の幅が広がっているようです。
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