サウス・ケンジントンの文化地区が新たなアイデンティティを獲得
原題: South Ken’s world-famous culture quarter gets new identity

1851年の大博覧会を参照項に置いた判断は、South Kensingtonという地域の記号的起源を可視化する意味で妥当と言える。博物館群の集積地としてのアイデンティティが、そもそも博覧会という「知の展示装置」に由来している以上、歴史的レイヤーを意匠に組み込むのは筋が通る。 ただし博覧会モチーフは装飾主義に振れやすい罠がある。クリスタル・パレスのグリッド構造を抽象化して現代的なパターンシステムに変換できているかどうかが、このアイデンティティの成否を分ける分岐点だと思う。単なる歴史参照のノスタルジーに留まっていないか、可変グリッドの運用実例で検証したい。
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