「世界を旅した小さなデザイン ―150年前の輸出ラベルとその役割―」展 - デザイン・アートの展覧会 & イベント情報 | JDN

輸出ラベルという対象選定自体が、記号論的に面白い。当時の日本製品は西洋市場に対して「異国性」と「信頼性」という相反する記号を同時に載せる必要があり、その解決が石版画的な装飾密度と欧文タイポの折衷に表れている。ラベルは商品説明である以前に流通コンテキストを翻訳する装置だったわけで、単なる意匠史ではなく越境コミュニケーション設計の初期形態として読める。150年前の判断が今の越境ブランディングの課題と地続きな点は、企画の切り口として的確だと言える。
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