舞台芸術のための劇場「世田谷パブリックシアター」2024年のビジュアルデザイン

紙を手で折る、ちぎるという原始的な動作を視覚化する選択が効いている。モーション制作の現場では、こうした「手作業の痕跡」を CG で再現するのに多くの工程を費やす。だがここは敢えて手業の質感をそのまま拡大し、ビジュアル言語にしている。結果、劇場という「人が集う現在性」が即座に伝わる。 複数のフォルムが並ぶ展開も良く、単一のモチーフ反復ではなく、一つひとつ異なる生成プロセスを感じさせるところが肝になってる。同じ実務で扱う案件でも、こういう「制約の中での多様性の示し方」を試してみたい。
三軒茶屋にある公共劇場「世田谷パブリックシアター」の2024年版キービジュアル。
手遊びのように紙をちぎり、折り、点を加えることで、人々の様々な動きをビジュアル化。人々が集い、関わり、触れ合う温度のある場所としての在り方を体現されているそうです。
初代芸術監督の言葉「劇場は広場」のコピーと、多様な形のビジュアルで展開されたポスターは、舞台芸術のような視覚的なインパクトと繊細さを感じさせ、とても印象的です。
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