「もじ イメージ Graphic 展」21_21 DESIGN SIGHTで2023年11月23日から開催

13のテーマ分けは記号と意味伝達の階層化という点で妥当だが、問題は「造形性」「身体性」といった抽象的なカテゴリと、デジタル化による実質的な変化をどこまで相互参照させるかという構造が見えにくい点。1990年代以降のグラフィックデザイン史は、本来的には「物質的制約の喪失」が引き金となっており、そこから逆算してテーマを再構成すべきだった。また、日本語という限定を冠しながら国内外54組という混在は意図が曖昧。純粋に「デジタル環境での文字表現の拡張」に絞るのか、「日本語固有の造形上の問題」に焦点化するのか。その判断次第で展示の求心力が大きく変わると言える。
1990年代以降のコンピュータとインターネットの一般化によるグラフィックデザインの変遷を、日本語の文字とデザインの歴史を踏まえて紹介。国内外54組のグラフィックデザイナーやアーティストの作品が展示され、「造形性」「身体性」「メディア」「マテリアル」といった13のテーマに沿って展開されるそうです。
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