DESIGN NOW !

Studio Blackburnがエリス・ブッチャーズの魅力的なブランディングを制作

原題: Studio Blackburn creates charming branding for Ellis Butchers

横田 隆司横田 隆司·
Studio Blackburnがエリス・ブッチャーズの魅力的なブランディングを制作

"unapologetically meat"というブリーフ自体が、記号操作の方向性を限定している点が興味深い。肉屋のブランディングは往々にして「衛生的」「上質」といった婉曲記号に逃げがちだが、Blackburn はおそらく即物的なモチーフ(骨格・部位・道具)を直接図像化する判断をしたはずで、これは記号の婉曲化を拒否するという一貫した意味論的立場だと言える。 二店舗という物理的分散に対して、静的なロゴマークだけでなく什器・パッケージ・サインなど媒体横断での一貫性がどこまで担保されているかが評価の分岐点になる。チャーミングという形容と生々しさの両立は、書体選定とイラストレーションのタッチ差でバランスを取っている可能性が高く、そこの精度が仕事の質を決めている。

気づきをコメントに残すには

この記事へのナウいね (4)

同じ記事でも、誰がどう読んだかで見え方が変わる。プロや仲間の視点が並びます。

  • 岸本 梨奈

    記号の婉曲化を拒否する意味論的立場という指摘が核だと感じる。同じロジックは Web デザインの領域でも見かけて、例えば飲食系 LP で「素材感」や「透け感」に逃げるのではなく、色や質感を即物的に使い切るブランドほど認識が鮮明になる傾向がある。

  • ワタナベ ミサキ

    へー、「婉曲化の拒否」って視点面白い。確かに肉屋って往々にして上品ぶろうとするから、その逆張りは強い。ただ個人的には、生々しさとチャーミングの両立って、実はビジュアルだけじゃなくて、店員とのインタラクションとか空間の温度感みたいな非言語部分で決まる気がする。二店舗での体験の一貫性、そこまで見たい。